الٓرۚ تِلۡكَ ءَايَٰتُ ٱلۡكِتَٰبِ وَقُرۡءَانٖ مُّبِينٖ
アリフ・ラーム・ラー[1]。それは啓典と解明する[2]クルアーン*の、御徴(アーヤ*)。
رُّبَمَا يَوَدُّ ٱلَّذِينَ كَفَرُواْ لَوۡ كَانُواْ مُسۡلِمِينَ
不信仰だった者*たちは、自分たちが(現世で、)服従する者(ムスリム*)であったなら、と望むことになるかもしれない[1]。
ذَرۡهُمۡ يَأۡكُلُواْ وَيَتَمَتَّعُواْ وَيُلۡهِهِمُ ٱلۡأَمَلُۖ فَسَوۡفَ يَعۡلَمُونَ
(使徒*よ、)彼ら(不信仰者*たち)のことは放っておけ。(そうすれば、)彼らは食べ、(現世を)楽しみ、(空しい)期待が彼らを(アッラー*への服従とは別のことに)勤しませよう。(そうとなれば)彼らは、やがて(自分たちの悪い結末を)知ることになるのである。
وَمَآ أَهۡلَكۡنَا مِن قَرۡيَةٍ إِلَّا وَلَهَا كِتَابٞ مَّعۡلُومٞ
(使徒*よ、不信仰者*たちが、早く懲罰を下してみよ、と挑んできたにせよ、)われら*がどんな町を滅ぼす時でも、そこには定められた期限があったのだ。[1]
مَّا تَسۡبِقُ مِنۡ أُمَّةٍ أَجَلَهَا وَمَا يَسۡتَـٔۡخِرُونَ
いかなる共同体も、その(滅亡の)期限に先駆けることもなければ、遅れることもない。
وَقَالُواْ يَٰٓأَيُّهَا ٱلَّذِي نُزِّلَ عَلَيۡهِ ٱلذِّكۡرُ إِنَّكَ لَمَجۡنُونٞ
彼らは(預言者*ムハンマド*に、嘲笑まじりに)言った。「訓戒(クルアーン*)を下された者よ、本当にあなたは、まさしく憑かれた者[1]である。
لَّوۡمَا تَأۡتِينَا بِٱلۡمَلَٰٓئِكَةِ إِن كُنتَ مِنَ ٱلصَّٰدِقِينَ
天使*を連れて来てみよ。もし、あなたが正直者の類いだというのなら[1]」。
مَا نُنَزِّلُ ٱلۡمَلَٰٓئِكَةَ إِلَّا بِٱلۡحَقِّ وَمَا كَانُوٓاْ إِذٗا مُّنظَرِينَ
われら*が天使*を下すのは、真理[1]と共にのみ。そして彼らは、そうすれば、(もはや懲罰を)猶予された者たちではなくなる。[2]
إِنَّا نَحۡنُ نَزَّلۡنَا ٱلذِّكۡرَ وَإِنَّا لَهُۥ لَحَٰفِظُونَ
本当にわれら*は訓戒(クルアーン*)を下したのであり、実にわれら*がまさしく、その守護者[1]なのである。
وَلَقَدۡ أَرۡسَلۡنَا مِن قَبۡلِكَ فِي شِيَعِ ٱلۡأَوَّلِينَ
(使徒*よ、)われら*はあなた以前にも確かに、昔の人々の各集団に(使徒*たちを)遣わした。
وَمَا يَأۡتِيهِم مِّن رَّسُولٍ إِلَّا كَانُواْ بِهِۦ يَسۡتَهۡزِءُونَ
そして彼らのもとに使徒*が訪れた時は決まって、彼らは彼(使徒*)のことを嘲笑したものだった。
كَذَٰلِكَ نَسۡلُكُهُۥ فِي قُلُوبِ ٱلۡمُجۡرِمِينَ
(それらの者たちと)同様に、われら*は(アッラー*を否定し、その使徒*を嘘つき呼ばわりした)罪悪者たち[1]の心にも、それ[2]を差し込むのである。
لَا يُؤۡمِنُونَ بِهِۦ وَقَدۡ خَلَتۡ سُنَّةُ ٱلۡأَوَّلِينَ
彼らはそれ(クルアーン*)を信じない。確かに昔の人々(に対するアッラー*)の摂理は、先んじた[1]というのに。
وَلَوۡ فَتَحۡنَا عَلَيۡهِم بَابٗا مِّنَ ٱلسَّمَآءِ فَظَلُّواْ فِيهِ يَعۡرُجُونَ
もし、われら*が彼ら(マッカ*の不信仰者*たち)に天の扉を開けてやり、彼らがそこを昇り続け(、そこでアッラー*の王国の驚異を目の当たりにし)たとしても、
لَقَالُوٓاْ إِنَّمَا سُكِّرَتۡ أَبۡصَٰرُنَا بَلۡ نَحۡنُ قَوۡمٞ مَّسۡحُورُونَ
彼らは(、こう)言ったであろう。「私たちの眼は、封じられてしまったに違いない。いや、私たちは魔術をかけられた民なのだ」。
وَلَقَدۡ جَعَلۡنَا فِي ٱلسَّمَآءِ بُرُوجٗا وَزَيَّنَّٰهَا لِلنَّٰظِرِينَ
われら*は確かに、天に星座を設け、観る者のためにそれ(天)を飾り付けた。
وَحَفِظۡنَٰهَا مِن كُلِّ شَيۡطَٰنٖ رَّجِيمٍ
そしてそれ(天)を、全ての追放された[1]シャイターン*から、守った。
إِلَّا مَنِ ٱسۡتَرَقَ ٱلسَّمۡعَ فَأَتۡبَعَهُۥ شِهَابٞ مُّبِينٞ
しかし(彼らの内、天上界の言葉を)盗み聞きし、それで鮮明なる流星が追尾(して、焼殺)する者は別だが[1]。
وَٱلۡأَرۡضَ مَدَدۡنَٰهَا وَأَلۡقَيۡنَا فِيهَا رَوَٰسِيَ وَأَنۢبَتۡنَا فِيهَا مِن كُلِّ شَيۡءٖ مَّوۡزُونٖ
また、大地はといえば、われら*はそれを広げ、そこに堅固な山々を置き、またそこに(最適の量に)調整された全てのもの(植物)を生育させた。
وَجَعَلۡنَا لَكُمۡ فِيهَا مَعَٰيِشَ وَمَن لَّسۡتُمۡ لَهُۥ بِرَٰزِقِينَ
また、あなた方のため、そこに生活の糧と、あなた方がそれを養うわけではないもの[1]を(創り)設えた。
وَإِن مِّن شَيۡءٍ إِلَّا عِندَنَا خَزَآئِنُهُۥ وَمَا نُنَزِّلُهُۥٓ إِلَّا بِقَدَرٖ مَّعۡلُومٖ
(僕を益する)いかなるものも、われら*の御許にこそ、その宝庫がある。そしてわれら*はそれを、決められた量しか下さない[1]。
وَأَرۡسَلۡنَا ٱلرِّيَٰحَ لَوَٰقِحَ فَأَنزَلۡنَا مِنَ ٱلسَّمَآءِ مَآءٗ فَأَسۡقَيۡنَٰكُمُوهُ وَمَآ أَنتُمۡ لَهُۥ بِخَٰزِنِينَ
われら*授粉の風[1]を送り、天から(雨)水を降らし、あなた方をそれで潤した。あなた方が、それを貯めておく者ではないのだ[2]。
وَإِنَّا لَنَحۡنُ نُحۡيِۦ وَنُمِيتُ وَنَحۡنُ ٱلۡوَٰرِثُونَ
そして本当にわれら*こそが、生かし、死なせるのであり、われら*が相続者[1]なのである。
وَلَقَدۡ عَلِمۡنَا ٱلۡمُسۡتَقۡدِمِينَ مِنكُمۡ وَلَقَدۡ عَلِمۡنَا ٱلۡمُسۡتَـٔۡخِرِينَ
またわれら*は、あなた方の内の先んじた者たちも確かに知っているし、後からやって来る者たち[1]のことも確かに知っている。
وَإِنَّ رَبَّكَ هُوَ يَحۡشُرُهُمۡۚ إِنَّهُۥ حَكِيمٌ عَلِيمٞ
そして本当にあなたの主*こそは、彼らを(復活の日*に、清算と報いのため)召集される。本当にかれは英知あふれる*お方、全知者であられる。
وَلَقَدۡ خَلَقۡنَا ٱلۡإِنسَٰنَ مِن صَلۡصَٰلٖ مِّنۡ حَمَإٖ مَّسۡنُونٖ
われら*は確かに人間(アーダム*)を、変質した[1]黒土が乾いたものから創った。[2]
وَٱلۡجَآنَّ خَلَقۡنَٰهُ مِن قَبۡلُ مِن نَّارِ ٱلسَّمُومِ
そして、ジン*の祖(イブリース*)。われら*は彼をそれ以前に、無煙の熱い炎[1]から創った。
وَإِذۡ قَالَ رَبُّكَ لِلۡمَلَٰٓئِكَةِ إِنِّي خَٰلِقُۢ بَشَرٗا مِّن صَلۡصَٰلٖ مِّنۡ حَمَإٖ مَّسۡنُونٖ
(使徒*よ、)あなたの主*が天使*たちに(こう)仰せられた時のこと[1](を思い起こさせよ)。「本当にわれは、人間(アーダム*)を変質した黒土が乾いたものから創ろう。[2]
فَإِذَا سَوَّيۡتُهُۥ وَنَفَخۡتُ فِيهِ مِن رُّوحِي فَقَعُواْ لَهُۥ سَٰجِدِينَ
それでわれがそれを整え、そこにわが魂[1]から吹き込んだら、彼にサジダ*[2]せよ」。
فَسَجَدَ ٱلۡمَلَٰٓئِكَةُ كُلُّهُمۡ أَجۡمَعُونَ
すると天使*たちは皆、一斉にサジダ*した。
إِلَّآ إِبۡلِيسَ أَبَىٰٓ أَن يَكُونَ مَعَ ٱلسَّٰجِدِينَ
但しイブリース*だけは別で、彼はサジダ*する者たちと共にあることを拒んだ。
قَالَ يَٰٓإِبۡلِيسُ مَا لَكَ أَلَّا تَكُونَ مَعَ ٱلسَّٰجِدِينَ
かれ(アッラー*)は、仰せられた。「イブリース*よ、あなたがサジダ*する者たちと共にないのは、どうしたことか?」
قَالَ لَمۡ أَكُن لِّأَسۡجُدَ لِبَشَرٍ خَلَقۡتَهُۥ مِن صَلۡصَٰلٖ مِّنۡ حَمَإٖ مَّسۡنُونٖ
彼(イブリース*)は、申し上げた。「変質した黒土が乾いたものから、あなたがお創りになった人間[1]にサジダ*するなど、私には相応しくありません」。[2]
قَالَ فَٱخۡرُجۡ مِنۡهَا فَإِنَّكَ رَجِيمٞ
かれ(アッラー*)は、仰せられた。「ならば、そこ[1]から出て行くがよい。まさにあなたは追放された[2]者なのであり、
وَإِنَّ عَلَيۡكَ ٱللَّعۡنَةَ إِلَىٰ يَوۡمِ ٱلدِّينِ
本当にあなたの上には、報いの日*まで呪いがあるのだから」。
قَالَ رَبِّ فَأَنظِرۡنِيٓ إِلَىٰ يَوۡمِ يُبۡعَثُونَ
彼(イブリース*)は、申し上げた。「我が主*よ、では私に、彼らが蘇らされる(復活の)日*まで猶予をお授け下さい」。
قَالَ فَإِنَّكَ مِنَ ٱلۡمُنظَرِينَ
かれ(アッラー*)は仰せられた。「それでは、実にあなたは、猶予される者の一人である、
إِلَىٰ يَوۡمِ ٱلۡوَقۡتِ ٱلۡمَعۡلُومِ
(角笛[1]に最初に吹き込まれる、)定められた時の日まで」。[2]
قَالَ رَبِّ بِمَآ أَغۡوَيۡتَنِي لَأُزَيِّنَنَّ لَهُمۡ فِي ٱلۡأَرۡضِ وَلَأُغۡوِيَنَّهُمۡ أَجۡمَعِينَ
彼(イブリース*)は、申し上げた。「我が主*よ、あなたが私を誤らせたのですから、私は必ずや地上で、彼ら(アーダム*の子ら)に(、あなたへの不服従を)目映くして見せ、彼ら全員を必ずや、(正しい道から)踏み誤らせてみせましょう。
إِلَّا عِبَادَكَ مِنۡهُمُ ٱلۡمُخۡلَصِينَ
彼らの内、精選されたあなたの僕たち[1]はその限りではありませんが」。
قَالَ هَٰذَا صِرَٰطٌ عَلَيَّ مُسۡتَقِيمٌ
かれ(アッラー*)は、仰せられた。「これはわれへの、まっすぐな道である」。
إِنَّ عِبَادِي لَيۡسَ لَكَ عَلَيۡهِمۡ سُلۡطَٰنٌ إِلَّا مَنِ ٱتَّبَعَكَ مِنَ ٱلۡغَاوِينَ
本当に(精選された)わが僕たち、彼ら(の心を、まっすぐな道から迷わせること)に対し、あなたにはいかなる力もない。但し、踏み誤った者たちの内、あなたに従った者は別だが。
وَإِنَّ جَهَنَّمَ لَمَوۡعِدُهُمۡ أَجۡمَعِينَ
そして本当に地獄が、まさしく彼ら(イブリース*の追従者たち)全員の、約束の場である。
لَهَا سَبۡعَةُ أَبۡوَٰبٖ لِّكُلِّ بَابٖ مِّنۡهُمۡ جُزۡءٞ مَّقۡسُومٌ
そこには七つの門がある。その各々の門には、彼ら(イブリース*の追従者たち)の内からの割り当て分があるのだ」。[1]
إِنَّ ٱلۡمُتَّقِينَ فِي جَنَّٰتٖ وَعُيُونٍ
本当に敬虔な*者たちは、楽園と泉の中にある。
ٱدۡخُلُوهَا بِسَلَٰمٍ ءَامِنِينَ
(彼らにはこう言われる。)「平安と共に、安全にそこに入りなさい[1]」。
وَنَزَعۡنَا مَا فِي صُدُورِهِم مِّنۡ غِلٍّ إِخۡوَٰنًا عَلَىٰ سُرُرٖ مُّتَقَٰبِلِينَ
そしてわれら*は、彼らの胸中にある憎しみの念を一掃する[1]。寝台の上、互いに向かい合う[2]同胞として。
لَا يَمَسُّهُمۡ فِيهَا نَصَبٞ وَمَا هُم مِّنۡهَا بِمُخۡرَجِينَ
そこでは疲労が彼らを襲うこともなく、彼らがそこから出されることもない。
۞ نَبِّئۡ عِبَادِيٓ أَنِّيٓ أَنَا ٱلۡغَفُورُ ٱلرَّحِيمُ
(使徒*よ、)わが僕たちに伝えよ、われこそは赦し深い者、慈愛深き*者であるということを。
وَأَنَّ عَذَابِي هُوَ ٱلۡعَذَابُ ٱلۡأَلِيمُ
そしてわが懲罰こそは、痛ましい懲罰であることを。
وَنَبِّئۡهُمۡ عَن ضَيۡفِ إِبۡرَٰهِيمَ
また(使徒*よ)、イブラーヒーム*の客人(人間の姿を借りた天使*)たちについて、彼らに伝えよ。[1]
إِذۡ دَخَلُواْ عَلَيۡهِ فَقَالُواْ سَلَٰمٗا قَالَ إِنَّا مِنكُمۡ وَجِلُونَ
彼らが、彼(イブラーヒーム*)のところに入って来て、「(あなたに)平安を[1]」と言った時のこと(を思い出せ)。彼は言った。「本当に私たちは、あなた方のことが怖いのです」。[2]
قَالُواْ لَا تَوۡجَلۡ إِنَّا نُبَشِّرُكَ بِغُلَٰمٍ عَلِيمٖ
彼ら(天使*たち)は、言った。「怖がるのではない。実に私たちはあなたに、有識な男の子[1](の出産について)の吉報を告げるのだから」。
قَالَ أَبَشَّرۡتُمُونِي عَلَىٰٓ أَن مَّسَّنِيَ ٱلۡكِبَرُ فَبِمَ تُبَشِّرُونَ
彼(イブラーヒーム*)は、言った。「一体あなた方は、高齢に達した私に、(出産の)吉報をお告げになりましたか?一体あなた方は、何という(突拍子もない)吉報をお告げになるのでしょう?
قَالُواْ بَشَّرۡنَٰكَ بِٱلۡحَقِّ فَلَا تَكُن مِّنَ ٱلۡقَٰنِطِينَ
彼ら(天使*たち)は、言った。「私たちはあなたに、真理の吉報を告げたのである。だから、絶望する者の類いとなってはならない」。
قَالَ وَمَن يَقۡنَطُ مِن رَّحۡمَةِ رَبِّهِۦٓ إِلَّا ٱلضَّآلُّونَ
彼(イブラーヒーム*)は、言った。「(私は絶望などしませんし、)自分の主*のご慈悲に絶望するのは、(真理の道から)迷った者たちだけです」。
قَالَ فَمَا خَطۡبُكُمۡ أَيُّهَا ٱلۡمُرۡسَلُونَ
彼(イブラーヒーム*)は、言った。「では、あなた方のご用件は何なのでしょう、御使いたちよ」。
قَالُوٓاْ إِنَّآ أُرۡسِلۡنَآ إِلَىٰ قَوۡمٖ مُّجۡرِمِينَ
彼ら(天使*たち)は、言った。「本当に私たちは、罪悪者である民へと(、彼らを滅ぼすべく)遣わされたのです。
إِلَّآ ءَالَ لُوطٍ إِنَّا لَمُنَجُّوهُمۡ أَجۡمَعِينَ
但しルート*の一族だけは別で、本当に私たちは、彼ら全員を必ずや救います。
إِلَّا ٱمۡرَأَتَهُۥ قَدَّرۡنَآ إِنَّهَا لَمِنَ ٱلۡغَٰبِرِينَ
しかし彼の妻は、その限りではありませんが。私たちは(アッラー*のご命令により)、まさしく彼女が残っ(て滅ぼされ)た者たちの一人となるよう、決めたのです」。
فَلَمَّا جَآءَ ءَالَ لُوطٍ ٱلۡمُرۡسَلُونَ
それでルート*の一族のもとに、御使いたちがやって来た時、[1]
قَالَ إِنَّكُمۡ قَوۡمٞ مُّنكَرُونَ
彼(ルート*)は、言った。「本当にあなた方は、見慣れない方々ですね」。
قَالُواْ بَلۡ جِئۡنَٰكَ بِمَا كَانُواْ فِيهِ يَمۡتَرُونَ
彼ら(天使*たち)は、言った。「いや(、怖がるのではない)、私たちは、彼らが疑わしく思っていたもの(彼らへの懲罰)を携えて、あなたを訪れたのである。
وَأَتَيۡنَٰكَ بِٱلۡحَقِّ وَإِنَّا لَصَٰدِقُونَ
そして私たちは、真理と共にあなたのもとにやって来たのであり、本当に私たちは、まさしく正直者である。
فَأَسۡرِ بِأَهۡلِكَ بِقِطۡعٖ مِّنَ ٱلَّيۡلِ وَٱتَّبِعۡ أَدۡبَٰرَهُمۡ وَلَا يَلۡتَفِتۡ مِنكُمۡ أَحَدٞ وَٱمۡضُواْ حَيۡثُ تُؤۡمَرُونَ
ならば夜が更けてから、あなたの家族と共に(町[1]を)出発せよ。また、あなたは彼らの後方につき、あなた方の誰一人として(、後ろを)振り向いてはならない。そして、あなた方が命じられている(安全な)所へと進むのだ」。
وَقَضَيۡنَآ إِلَيۡهِ ذَٰلِكَ ٱلۡأَمۡرَ أَنَّ دَابِرَ هَٰٓؤُلَآءِ مَقۡطُوعٞ مُّصۡبِحِينَ
われら*は彼(ルート*)に、これらの者たちが朝を迎えた時には、一人残さず根こそぎにされるという、その裁決を知らせたのである。
وَجَآءَ أَهۡلُ ٱلۡمَدِينَةِ يَسۡتَبۡشِرُونَ
そして町の人々が、(ルート*の客人のことを聞きつけて)心躍らせつつ、やって来た[1]。
قَالَ إِنَّ هَٰٓؤُلَآءِ ضَيۡفِي فَلَا تَفۡضَحُونِ
彼(ルート*)は、言った。「本当にこの方々は、私の客人なのだ。ならば、私の面目を失わせないでくれ。
وَٱتَّقُواْ ٱللَّهَ وَلَا تُخۡزُونِ
そしてアッラー*を畏れ*、私を辱めるのではない」。
قَالُوٓاْ أَوَلَمۡ نَنۡهَكَ عَنِ ٱلۡعَٰلَمِينَ
彼ら(町の人々)は、言った。「一体、私たちは(あなたに警告し)、あなたに人々(を外から客人として迎え入れること)を禁じなかったのか?[1]」
قَالَ هَٰٓؤُلَآءِ بَنَاتِيٓ إِن كُنتُمۡ فَٰعِلِينَ
彼(ルート*)は言った。「これら私の娘[1]である。もし、あなた方が(望みを果たそうと)するのならば(、彼女らと結婚せよ)」。
لَعَمۡرُكَ إِنَّهُمۡ لَفِي سَكۡرَتِهِمۡ يَعۡمَهُونَ
ーーあなた(預言者*ムハンマド*)の人生に誓って[1]、実に彼らはまさしく、迷いの中で彷徨っているーー。
فَأَخَذَتۡهُمُ ٱلصَّيۡحَةُ مُشۡرِقِينَ
そして日の出を迎えた頃、彼らを(轟く)一声が捉えた。
فَجَعَلۡنَا عَٰلِيَهَا سَافِلَهَا وَأَمۡطَرۡنَا عَلَيۡهِمۡ حِجَارَةٗ مِّن سِجِّيلٍ
それでわれら*は、それ(町)を逆さまに(ひっくり返)し、その上に(硬い)泥土からなる石を降らせた。
إِنَّ فِي ذَٰلِكَ لَأٓيَٰتٖ لِّلۡمُتَوَسِّمِينَ
本当にそこにはまさしく、眼識ある者たちへの御徴[1]があり、
وَإِنَّهَا لَبِسَبِيلٖ مُّقِيمٍ
実にそれ(ルート*の民の町)は、まさに歴然たる道の途上にある。[1]
إِنَّ فِي ذَٰلِكَ لَأٓيَةٗ لِّلۡمُؤۡمِنِينَ
本当にそこにはまさしく、信仰者たちへの御徴があるのだ。
وَإِن كَانَ أَصۡحَٰبُ ٱلۡأَيۡكَةِ لَظَٰلِمِينَ
また、本当に藪の仲間たち[1]は、まさしく不正*者であった。
فَٱنتَقَمۡنَا مِنۡهُمۡ وَإِنَّهُمَا لَبِإِمَامٖ مُّبِينٖ
それでわれら*は、彼らに報復した。実にそのいずれ(ルート*の町と、シュアイブ*の民の町)も、明白な道筋の途上にある[1]。
وَلَقَدۡ كَذَّبَ أَصۡحَٰبُ ٱلۡحِجۡرِ ٱلۡمُرۡسَلِينَ
また、アル=ヒジュルの仲間たち[1]は、遣わされた者(使徒*)たち[2]を確かに嘘つき呼ばわりした。
وَءَاتَيۡنَٰهُمۡ ءَايَٰتِنَا فَكَانُواْ عَنۡهَا مُعۡرِضِينَ
そしてわれら*は彼らに、われら*の御徴[1]を与えたが、彼らはそれに背を向けていた。
وَكَانُواْ يَنۡحِتُونَ مِنَ ٱلۡجِبَالِ بُيُوتًا ءَامِنِينَ
そして彼らは安全に[1]、山々を削って住居にしていた。
فَأَخَذَتۡهُمُ ٱلصَّيۡحَةُ مُصۡبِحِينَ
それで朝を迎えた時、彼らを(轟く)一声が襲った。[1]
فَمَآ أَغۡنَىٰ عَنۡهُم مَّا كَانُواْ يَكۡسِبُونَ
そして彼らが稼いでいたもの[1]は、(アッラー*の懲罰が下された時、)彼らの役に立つことがなかった。
وَمَا خَلَقۡنَا ٱلسَّمَٰوَٰتِ وَٱلۡأَرۡضَ وَمَا بَيۡنَهُمَآ إِلَّا بِٱلۡحَقِّۗ وَإِنَّ ٱلسَّاعَةَ لَأٓتِيَةٞۖ فَٱصۡفَحِ ٱلصَّفۡحَ ٱلۡجَمِيلَ
われら*が諸天と大地とその間にあるものを創造したのは、真理ゆえに外ならない[1]。そして(復活の)その時は、必ずや到来する。ならば(使徒*よ)、あなたは(シルク*の徒を)綺麗さっぱり見逃してやるのだ。
إِنَّ رَبَّكَ هُوَ ٱلۡخَلَّٰقُ ٱلۡعَلِيمُ
本当にあなたの主*こそは、全ての創造者、全知者であられるのだから。
وَلَقَدۡ ءَاتَيۡنَٰكَ سَبۡعٗا مِّنَ ٱلۡمَثَانِي وَٱلۡقُرۡءَانَ ٱلۡعَظِيمَ
(預言者*よ、)われら*は確かに、反復される七つのもの[1]と偉大なるクルアーン*を、あなたに授けた。
لَا تَمُدَّنَّ عَيۡنَيۡكَ إِلَىٰ مَا مَتَّعۡنَا بِهِۦٓ أَزۡوَٰجٗا مِّنۡهُمۡ وَلَا تَحۡزَنۡ عَلَيۡهِمۡ وَٱخۡفِضۡ جَنَاحَكَ لِلۡمُؤۡمِنِينَ
われら*が、彼ら(不信仰者*たち)の各種の者を楽しませてやった(現世の)ものに、決して視線を釘付けにするのではない。また、彼ら(の不信仰)ゆえに悲しまず、あなたの翼を信仰者たちに下ろしてやる[1]のだ。
وَقُلۡ إِنِّيٓ أَنَا ٱلنَّذِيرُ ٱلۡمُبِينُ
そして、言え。「本当に私は、(あなた方にアッラー*を信仰すべき証拠と、その懲罰を)明白にする警告者である。
كَمَآ أَنزَلۡنَا عَلَى ٱلۡمُقۡتَسِمِينَ
同様にわれら*は、分断する者たち[1]にも(懲罰を)下したのだ。
ٱلَّذِينَ جَعَلُواْ ٱلۡقُرۡءَانَ عِضِينَ
クルアーン*を、ばらばらにした[1]者たちに。
فَوَرَبِّكَ لَنَسۡـَٔلَنَّهُمۡ أَجۡمَعِينَ
あなたの主*に誓って、われら*は必ずや(復活の日*に)彼ら全員を問いただそう、[1]
عَمَّا كَانُواْ يَعۡمَلُونَ
彼らが行っていたこと[1]について。
فَٱصۡدَعۡ بِمَا تُؤۡمَرُ وَأَعۡرِضۡ عَنِ ٱلۡمُشۡرِكِينَ
ならば、あなたに命じられたことを公けにし、シルク*の徒らに背を向けよ。[1]
إِنَّا كَفَيۡنَٰكَ ٱلۡمُسۡتَهۡزِءِينَ
本当にわれら*があなたを、嘲笑する者たちから守った[1]のだから。
ٱلَّذِينَ يَجۡعَلُونَ مَعَ ٱللَّهِ إِلَٰهًا ءَاخَرَۚ فَسَوۡفَ يَعۡلَمُونَ
アッラー*と共に、別の神[1]を配する者たち(から)。彼らは、(自分たちがした事の結末を)知ることになろう。
وَلَقَدۡ نَعۡلَمُ أَنَّكَ يَضِيقُ صَدۡرُكَ بِمَا يَقُولُونَ
(使徒*よ、)われら*は確かに、彼らが(あなたとあなたの布教について)言うことゆえ、あなたが心苦しくなるのを知っている。
فَسَبِّحۡ بِحَمۡدِ رَبِّكَ وَكُن مِّنَ ٱلسَّٰجِدِينَ
ならば、あなたの主*の称賛*と共に(かれを)称え*、サジダ*する者たちの仲間であれ。
وَٱعۡبُدۡ رَبَّكَ حَتَّىٰ يَأۡتِيَكَ ٱلۡيَقِينُ
そして、あなたに確然たるもの[1]が到来するまで、あなたの主*を崇拝*するのだ。
کۆردی بادینی
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